かしわの木
2021-04-13

子どもがよりよく育つ幼稚園を目指して~今年度もよろしくお願いいたします~

つい先日年長児33名が修了し,保護者の転勤により6名の園児とお別れをし寂しい思いをしていましたが,新しいお友達10名(年少5名,年中2名,年長3名)を迎え,令和3年度がスタートしました。明後日の入園式ではさらに満3歳クラスの14名の園児を迎えます。
昨年度の始業式は各お部屋で行いましたが,今年度は,「年少児と年中児」,「年長児」の2つに分かれてホールで行いました。これは昨年は一度も全園児が集まって話を聞くことがなかったため,少しでも大人数の中で話を聞くことも大切な経験であると判断したためです。子どもたちは進級した喜びに満ちあふれていました。私からは,コロナウイルスに負けないよう,うがい・手洗いをきちんとすること,皆さんの成長とともに今までにやったことのない遊びができること,朝玄関では大きな声で元気よく「おはようございます」と,誰にでも言えるようになってほしいこと,を子どもたちに話しました。幼児期の教育の重要性は「生涯にわたる人格形成の基礎を培うもの」,さらには「義務教育およびその後の教育の基礎を培うもの」と言われているように,人としての基礎を培う大切な時期です。
幼児教育は「遊びを通しての総合的な指導」です。そのため幼稚園では,子どもの自発的な活動である遊びや生活の中で,感性を働かせてよさや美しさを感じ取ったり,不思議さに気づいたり,できるようになったことを使いながら,試したり,いろいろな方法を工夫したりする活動を行っていきます。また,友達とのかかわりの中で相手を尊重したり,思いやりの気持ちを育んでいきます。さらには,自立にかかわる基礎的・基本的能力が,どの程度身に付いたかを「こんなにできるようになりました」という形で保護者の皆様にお伝えし,ご家庭の協力も得ながら「子どもの自立」を確かなものにしていきたいと考えております。
今年度もコロナウイルス感染症対策のため,保護者の皆様が参観する機会は少ないと思いますが,水泳教室は全学年で行いたいと考えています。詳しいことにつきましては,決まり次第お知らせいたします。

今年度も,すべての子どもが伸びる価値ある体験をさせる,『子どもがよりよく育つ幼稚園』と言えるように,本園教職員が一丸となって日々の教育活動に取り組んで参ります。
保護者の皆様には変わらぬご理解ご協力を賜りますよう,よろしくお願いいたします。

 園  長   片 桐   由 博