かしわの木
2023-04-12

大きくなったことの喜びを胸に ~今年度もよろしくお願いいたします~

 函館の桜の開花予想も例年より早く4月20日ころと発表され、園庭のチューリップもすくすくと伸びています。待ちに待たれた春の日に、お子様のご入園、ご進級、誠におめでとうございます。6日の始業式、7日の入園式はあいにくの天候ではありましたが、無事に終えることができました。今年度は年長児29名、年中児31名、年少児19名、満3歳児4名の計83名でのスタートとなりました。昨年度までの3年間が新型コロナウイルス感染症のために2回に分けて行っていた始業式も、今回は1回で行うことができました。
 子どもたちは進級した喜びに満ちていました。始業式では一つ大きいお兄さん、お姉さんになって、「こんなことをできるようになってほしい」という願いを話し、最後に担任の先生等を発表しました。発表を聴いて思わずガッツポーズをする子どももいて、これからが楽しみだと感じました。
 進級は「大きくなった」ということを実感できる大切な機会です。遊びの上では、今まで使うことができなかった物を使えるようになったり、今まで憧れだったことが自分で実現できるようになります。年長さんは、新入園児のお世話やクラスでの係活動など,生活のうえでもあこがれの仕事が待っています。しかし、実際には遊びのうえでも,まだ上手に遊具を使えなかったり,思うように新入園児のお世話ができなかったりといった「なりたい自分」と「実際の自分」とのギャップを感じてしまうこともあるかもしれません。それでも園では、小さな「出来たこと」を認め,一人一人が自分が大きくなったことを感じられるようにしていきますので,ご家庭でも「〇〇組になったのに」ではなく「〇〇組になったから」と,お子さんの良さを見つけていただくようお願いいたします。
 
 今年度は何と言っても「コロナからの解放」を皆様も望んでいることと思います。私たちも一日でも早く普段通りの保育ができることを願っています。それでも、焦らずゆっくりとまずは「マスクは家庭の判断で」外すことから進めていきます。「手指消毒、換気、人との距離を保つ」ことについては今まで同様に注意しながら行っていきます。
 今年度も保護者の皆様には変わらぬご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 園  長   片 桐   由 博