第2号 『 幼児期の育ち方で 人生は大きく変わる。』
保護者の方から、園児が明るく、落ち着いて話しを聞くようになった。そして、色々なことに興味を積極的に持つようになった。との話をいただくことがあります。
以前、読んだ本で、西岡氏は、すでになくなられましたが、法隆寺最後の宮大工棟梁といわれ、文化財保存技術者でした。西岡氏の言葉から、教育の原点、 『 個性発見がプロ教師の使命 』が見えてきます。幼稚園教育として基本的な課題になると思うことで、大事にしなければいけないことだと感じます。
『 木の癖というものはなにも悪いもんやない、使い方なんです。癖のあるものを使うのはやっかいなもんですけど、うまく使ったらその方がいいということもありますのや。人間と同じですわ。本当なら個性を見抜いて使ってやるほうが強いし、長持ちするんですが、個性を大事にするより平均化してしまった方が仕事はずっと早い。性格を見抜く力もいらん。でもこれなら昨日始めた大工でもできる。本来持っている木の性質を生かして、無駄なく使ってやる。これは当たり前のことです。この当たり前のことを今はしなくなったのですな。 』
西岡 常一 著 「木のいのち 木のこころ」から
今、人生の多くことは幼稚園で学ぶといわれ、国も力を入れ始め、園児たちが人間として生涯を生き抜いていく基礎となる大きな力をつけるところであります。
それは、子どもたちが教育を通して社会の中で生きていくための基礎・基本を身につけるとともに、個性を見いだし、自分らしい生き方を選択していくことでもあります。そのためには、担任だけでなく、幼稚園全体の教職員で、一人一人の園児に対して向かっていくことであると考えていますし、それを的確に支援していくことこそが私たち教師の使命であると思っています。
園児たちと真剣に向き合い、園児たちから出発する教育を積極的に推進するにあたり、短大付属幼稚園だからこそできる教育、短大付属幼稚園でしか味わえない教育活動をみんなの力で実現していく。
私たちは、このことを常に心に留め園児たちへの教育活動を行うことが必要であると考えています。
園長 伊 勢 昭

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