かしわの木
2018-07-19

『 花育を通して感性豊かな心 』 を育てよう

17日に今年度もPTAと一緒に、お花屋さんの組合の方々のご理解とご協力をいただき、りっぱなお花もたくさん提供していただき“花と遊ぼう(花 育)”を計画・実施することができました。
たくさんの保護者の方々にも参加いただきありがとうございました。園児の真剣に向かう姿も見ることができたのではないかと思います。

園児たちの持っている感性を成長させたいと考え、園児たちが花を通して、少しでも共感力を感じる・高めることができればと考え計画をしました。
『 心を込めて創った花束を、相手(お母さん など)に贈る 』ということをテーマとして、『 園児の想像力と花を感じる心から、発見 感動 喜びが溢れる 花との感性のものがたりを作り上げる 』ことで、花を通した気持ちに寄り添った「共感力」を園児なりに高めることができたのではないかと思います。
これは、園児の感性を発揮できる環境を作ることが、幼稚園としては大事であると考えて色々な機会を利用して進めてきています。

また、今回花育を利用して、空間認知力をつける場であると考え進めました。
園児の思考力を伸ばしていくための大事な力として空間認知力があります。
人間の目は情報を二次元で捉えて、頭の中で三次元に再構成しています。
つまり、 三次元空間認知能力は、人間が創った後天的な能力なので、放っておいて育つものではありません。
今回は花を使って自分の考えを基本として、自分の考えたアイデアで、立体的になるようアレンジを進めていくことは、空間認知力を積み上げていくのに、大変良い機会であると考えました。これは、園児の成長に大きくつながるよい経験で、成長につながっていきます。
やり方を講師の先生から聞きながら自分の頭でイメージを組み立て、それを実際に作り上げていくことは、とても大事なことです。
保護者が声をかけすぎる場面も見られましたが、自分のアイデアを生かして完成させていました。
話しを聞いて、イメージを作り上げて解決に向かっていくことは問題解決能力の積み上げになります。園児のこれからの成長のために大事なことになると感じています。

 

園   長   伊 勢   昭